2010年12月26日

腰痛について(4)

前回は椎間板ヘルニアの予防と治療について紹介しましたが、今回は腰椎分離症についてお話します。
→ 前回のコラム/腰痛について(3)

腰椎分離症         
腰椎分離症とは、椎骨(背骨1つのこと)と椎骨を組み合わせている関節突起が断裂(骨折)してしまうもので、5個ある腰椎(腰の背骨)の一番下、腰椎5番と4番に主に起きます。
腰椎の断裂というとものすごい痛みを連想するかと思いますが、ほとんどが鈍痛程度で、中には痛みを感じない・自覚症状のない方もいます。腰椎断裂による痛みよりも、関節部分の断裂で不安定になった腰椎に繰り返し力が掛かり続け、刺激が強まることで痛みが生じてくるのです。
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10代の青少年から20代前半の成人、特にスポーツをしている人に多く発症します。これは、体が未発達なうちに日常的に激しい運動をすることで、骨に負担が掛かり疲労骨折してしまうためです。
対策としては、(1)運動量を調節して骨に掛かるストレスを減らす、(2)痛みがあるときは激しい運動を中止し体を休める、という2点です。整形学的な治療としてはコルセットを付けて安定させ、経過をみます。青少年の場合は骨の回復が早いので、断裂部分が再びくっつくこともあります。
整体施術も基本は保存療法ですが、特に背骨や骨盤の歪みを正し、骨への負担を軽減して経過をみます。分離症の場合、腰椎のズレや過剰前弯(腰の背骨が全体的に反っている)や後弯(背骨全体が後ろに出ている)しているとなりやすいので、それらを改善する施術も行います。

分離症の特定にはレントゲン検査で断裂があるかどうかを確認し、断裂があれば腰椎分離症と特定されます。分離症は断裂があっても痛みがないこともあるので、痛みをあまり感じないからといって自己判断をしないよう注意しましょう。

〔藤井先生プロフィール〕
藤井龍磨(ふじい りゅうま)
村上整体専門医学院卒
職歴/接骨院勤務、整体院勤務、クイックケア勤務を経て、八千代台整体院を開業
⇒お気軽にご相談ください/yachiyoseitai@ybb.ne.jp

●八千代台整体院-relaku- 047-482-1527
千葉県八千代市八千代台南1-3-6テイトビル5階(地図)京成八千代台駅から徒歩2分、1階は美容院「GIA」
営業時間/10:00〜20:00
定休日/水曜・第3木曜
※電話(若しくは直接受付)にて要予約
※ホームページ/http://www.yachiyo-seitai.com/index.html
〔八千代ナビ!気になるお店レポート〕
2006年10月27日 産後に歪んだ骨盤の駆け込み寺!八千代台整体院-relaku-
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2010年06月20日

腰痛について(3)

前回は背骨の間接「椎間関節」や腰と背中の間にある「椎間板」に原因が見られる腰痛について紹介しましたが、今回は椎間板ヘルニアの予防と治療についてお話していきます。
→前回のコラム/腰痛について(2)

姿勢による椎間板の圧力         
椎間板は背骨と背骨の間にある緩衝材の役割を果たしています。
椎間板への圧力は、姿勢によって大きく変化します。座る姿勢というのは立っているときと比べて楽に感じますが、それは脚の筋力を使わないためで実は椎間板には大きな負担が掛かっています。前傾姿勢による椎間板に掛かる圧力は、まっすぐ立っているときと比べて座って前傾姿勢をとると1.85倍の圧力が椎間板に掛かっています。 立っているときを100とすると、それぞれの姿勢での椎間板内圧はこのようになります。

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悪い姿勢は当然、椎間板への圧力を増します。ヘルニア・腰痛の方がいかに良い姿勢が大切かが、これでお分かりになると思います。

「腰部椎間板ヘルニア」の原因と予防法
1.運動・労働・慢性腰痛など日常生活での背骨・椎間板への負担
運転や長時間の同じ姿勢・重い物を持つ・前かがみ・中腰の姿勢、腰を捻る(ゴルフ・テニスの素振り)慢性腰痛などは背骨と椎間板に負担を掛けます。これらが日常的に行われていると、徐々に背骨がずれる・関節・椎間板に負担をかけ、腰部ヘルニアになることがあります。日常的に腰痛がある方は、すでに腰に負担が掛かっているので、放っておくと悪化して腰部ヘルニアや坐骨神経痛になることがあります。
【予防法】
悪い姿勢・腰を痛める姿勢はとらないこと。仕事で重いものを持つ方は、コルセットをつけたりお風呂に入る、ストレッチをするなど日ごろから注意・予防をすること・痛みがある場合はすぐにケアをすること。腰痛がある方は治療をすることが予防になります。日頃から腰に負担が掛かるお仕事の方は、ビタミンB・Cやグルコサミン(椎間板・半月板の素になる成分)などをとるのもいいでしょう。

2.椎間板の老化・劣化
椎間板は20歳を過ぎたころから徐々に弾力がなくなっていくといわれています。加齢により弾力がなくなる(劣化)と、ちょっとした運動や負荷で椎間板が潰れ、割れやすくなりヘルニアになりやすくなります。
【予防法】
椎間板・軟骨を作る成分であるグルコサミンをとる。グルコサミンは軟骨などに入っているので、軟骨を食す、またはサプリメントで補給するのがいいでしょう。椎間板は歩行などの軽い運動をすると伸び縮みし、弾力がつくので軽い運動を行う。椎間板は睡眠時に活動中に圧迫された分が伸びるので、睡眠をしっかりとりましょう。

3.骨の老化
偏食によりカルシウム不足になると、骨が変形・骨粗鬆症になり、ちょっとしたことで骨が欠けたり、骨折して椎間板をつぶしてしまうことがあります。
【予防法】
カルシウムをとる。サプリメントもいいですが、できれば小魚・煮干・牛乳、乳製品など、食品から栄養をとりましょう。特に日本の土壌は火山灰が多いためにカルシウムが不足していますので、意識的に摂りたいものです。
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4.背骨の歪み 
普段から姿勢が悪かったり、偏った動作をしていると、筋肉が緊張し背骨や骨盤がずれて、体が歪んでいきます。特に背骨がずれて生理的湾曲が少なくなると椎間板に大きな負担が掛かるため、ヘルニアの原因になります。
【予防法】
体の歪みは、椎間板ヘルニアに限らず、肩こり・腰痛・膝痛・O脚・X脚、自律神経失調症・頭痛・猫背・外反母指など様々な症状の原因になります。症状や体の歪みがある方は早めに整体・カイロプラクティックを受け、歪みをなくしましょう。

次回は腰椎分離症についてです。
(続く)

〔藤井先生プロフィール〕
藤井龍磨(ふじい りゅうま)
村上整体専門医学院卒
職歴/接骨院勤務、整体院勤務、クイックケア勤務を経て、八千代台整体院を開業
⇒お気軽にご相談ください/yachiyoseitai@ybb.ne.jp

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2010年02月25日

腰痛について(2)

前回は日常的によくみられる腰痛や、中でも整体で良くなるタイプの腰痛についてなどを紹介しましたが、今回は背骨の間接「椎間関節」や腰と背中の間にある「椎間板」に原因が見られる腰痛についてお話していきます。
→前回のコラム/腰痛について(1)

椎間関節性腰痛
これは背骨に原因がある腰痛です。背骨の関節である椎間関節に疲労や慢性的・急激な負荷が掛かり、背骨がずれる、椎間関節を痛める(捻挫・亜脱臼)、加齢により椎間関節が変性すること、背骨のズレ・変形により背骨周辺の筋肉が緊張・負担が掛かることなどが痛みの原因です。

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重いものを前かがみでの不安定な姿勢で持ち上げようとしたようとした時に起きるギックリ腰は、椎間関節性の捻挫にあたり、椎間関節性腰痛のひとつです。
椎間関節性腰痛の整体治療としては、まずは全体の歪みを整えた後、背骨のズレを整えることで関節への負担を軽減する、背骨周辺の筋肉の緊張を緩めることが主な施術になります。

腰部椎間板ヘルニア
「ヘルニア」とはドイツ語でとび出すという意味です。この言葉の意味のように、腰部椎間板ヘルニアとは、腰部の背骨と背骨の間にある椎間板(クッションの役割をしている)が硬くなり損耗し、椎間板にヒビが入って割れてしまい、椎間板の内容物の内容物である髄核が突出した状態をいいます。このような突出したタイプのヘルニアと、髄核が外に出ずに繊維輪と共に膨隆したタイプのヘルニアの2種類があります。
突出・膨隆した椎間が神経を圧迫したり、圧迫まではなくとも椎間板が突出・膨隆したために炎症が起きてしまうことで、腰や足に激しい痛み、シビレなどの症状を引き起こします。

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腰部ヘルニアが最も起きやすいのは仙骨とL5の間です。ここはL5と仙骨の角度が急なためです。次に多いのがL5とL4の間で、それから上のヘルニアが起きる頻度は少なくなっています。

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次回は椎間板ヘルニアの予防と治療についてです。
(続く)

〔藤井先生プロフィール〕
藤井龍磨(ふじい りゅうま)
村上整体専門医学院卒
職歴/接骨院勤務、整体院勤務、クイックケア勤務を経て、八千代台整体院を開業
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2010年01月21日

腰痛について(1)

以前にも、坐骨神経痛やぎっくり腰についてご紹介しましたが、今回は腰痛全般についてスポットを当てて、より詳しくお話していきます。
(腰痛に関する過去のコラム)
2006年12月11日 あなたの腰は大丈夫?
2007年01月18日 坐骨神経痛について
2007年04月10日 ギックリ腰について
2007年06月16日 骨盤の歪みについて

腰痛には様々な種類があり、珍しいものも含めるとかなりの種類になります。当院では腰痛を大きく5つのカテゴリーとその他の6種類に分けています。
1.「腰痛症」(筋・筋膜性腰痛症)
検査をしても特に原因がみられない腰痛症状。筋・筋膜の緊張・疲労や血行障害が原因とみられる。
2.「背骨」に原因がある腰痛
背骨とそれを支える筋肉や脊椎構造の異常が原因の腰痛。椎間関節性腰痛・椎間板ヘルニア ・腰部脊柱管狭窄症 ・変形性脊椎症 ・骨粗鬆症・脊椎分離症 ・脊椎すべり症・ 偽性すべり症・ 脊柱管狭窄症 ・腰椎奇形 など
3.「内蔵の病気」が原因で起きる腰痛
腫瘍・結石・動脈瘤・婦人科疾患などが原因。腎臓結石 ・尿管結石・ 大動脈瘤 ・婦人科の病気・ 悪性腫瘍など
4.「神経」に原因がある腰痛
神経の圧迫や障害が原因で起きる腰痛。2の背骨に原因の腰痛と混ざることが多い。坐骨神経痛・大腿神経痛など
5.「椎間板」に原因がある腰痛
椎間板の障害・劣化・変性によるもの。椎間板ヘルニア・シュモール結節・椎体辺縁分離・椎間板症
6.その他
その他は1〜5に含まれないもの。全身疾患の症状(リウマチ・糖尿病)外傷性(圧迫骨折・棘突起部靭帯断裂・腰部打撲・捻挫・仙腸関節捻挫)、心因性(心身症・うつ病)、関連痛(膀胱炎・月経困難症・胃腸疾患など)自律神経失調症など

以上のように、腰痛といっても多岐に渡ります。今回は「日常的によくみられる様々な腰痛」や、「整体で良くなる腰痛」をピックアップし、ご紹介していきましょう。

「腰痛症」(筋・筋膜性腰痛症)とは
腰痛は整形外科領域では最も多くみられるもので、整体・カイロ・針灸などの民間療法でも、最も多く見られる症状です。腰痛が起こる原因としては、「姿勢の悪さ」「運動・労働」「疲労」「加齢(老化)」「神経性」「血管性」「内臓の病気」「心因性(精神的ストレスなど)」 など、様々な原因が上げられます。中でも最も多いのが、いわゆる「腰痛症」(筋・筋膜性腰痛症、ぎっくり腰も含む)です。

「腰痛症」とは、腰部の痛みを訴える方レントゲンやMRI、内臓疾患など様々な検査をしても特に原因がみられない場合にこの名称が適応されます(「症」がつくので、これは病名ではなくその状態を指します)。ギックリ腰も腰痛症に含まれることが多いのですが、検査上では異常や病因が見当たらないために筋肉や筋肉を包む筋膜が炎症を起こしているとされ、筋・筋膜性腰痛症ともいいます。

症状としては、「中腰でものを持ち上げたり急に立ち上がろうとした時に激痛が走る」、「前にかがんだり長く坐っていると時に痛む」、「寒いところで仕事をした時痛む」「いつも腰が重い」などが一般的な症状です。重く張ったようなだるいような痛みが続き、慢性化的な鈍痛がみられます。

「腰痛症」(筋・筋膜性腰痛症)の原因
不良姿勢・筋力の低下・疲労・肥満などにより筋肉・神経・関節への急激・慢性的な負荷や、過度の緊張と疲れが原因と考えられます。不用意に体をひねった時、重いものを中腰で持ち上げた時、前傾姿勢をとった時などに起こりやすくなります。
長時間同じ姿勢や無理な姿勢を続けた後の筋肉疲労や、女性では月経時に骨盤や背骨の靱帯がゆるんで、腰痛が起こる事もあります。また、運動不足、肥満、全身の疲れなどにより、腰の筋肉の血行が悪くなり、筋肉疲労を起こす事もあげられます。

腰痛症における整体治療は、腰痛症が筋・筋膜性腰痛症の別名があるように、筋肉の緊張(コリ・ハリ)による血行不良が原因であることが多いので、
・腰部から腰に関連する腹部・下半身などの筋肉の緊張をとること
・整体治療の基本であり根幹でもある、体の土台としての骨盤・脊柱(背骨)のズレを整え、全体としての歪みをとること
などが主な施術になります。

(続く)

〔藤井先生プロフィール〕
藤井龍磨(ふじい りゅうま)
村上整体専門医学院卒
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